数値解析セミナー
東京大学大学院 数理科学研究科/情報理工学系研究科
The University of Tokyo, Numerical Analysis Seminar (UTNAS)
The University of Tokyo, Numerical Analysis Seminar (UTNAS)
セミナーの案内をメーリングリストにて配信しています.登録を希望される方は,世話人norikazu[AT]g.ecc.u-tokyo.ac.jpまでご連絡下さい.
2025年度の数値解析セミナーは,月一二回程度,火曜日の16:30~18:00に開催する予定です.
2025年度は、教室での対面形式で開催します。参加制限は設けません。どなたでも、セミナー会場で講演を聴講できます。一方で、Zoomによるオンライン配信も行います。
直接会場にお越しください。事前登録等は不要です。
数値解析セミナーMLにご登録の方にのみオンライン聴講情報(Zoom URL)をお知らせします。登録希望は、norikazu[AT]g.ecc.u-tokyo.ac.jp に申し出てください。どなたでも登録できます。(※講演ごとの参加登録は不要です)
002教室は、数理科学研究科棟の内部からは直接には到達できませんので、外の専用出入り口をご利用下さい
講演者(所属): Guanyu Zhou (University of Electronic Science and Technology of China)
題目:The mixed methods for the variational inequalities
日時:2025年11月18日(火)16:30-18:00
場所:東京大学大学院数理科学研究科 XXX室及びオンライン (アクセス)
概要:We propose new mixed formulations for variational inequalities arising from contact problems, aimed at improving the approximation of the stress tensor and displacement in numerical simulations. We establish the well-posedness of these mixed variational inequalities. Furthermore, we will present their finite element analysis.
備考:
講演者(所属): Dorin Bucur (Université Savoie Mont Blanc)
題目:On polygonal nonlocal isoperimetric inequalities: Hardy-Littlewood, Riesz, Faber-Krahn
日時:2025年12月9日(火)16:30-18:00
場所:東京大学大学院数理科学研究科 XXX室及びオンライン (アクセス)
概要:The starting point is the Faber-Krahn inequality on the first eigenvalue of the Dirichlet Laplacian. Many refinements were obtained in the last years, mainly due to the use of recent techniques based on the analysis of vectorial free boundary problems. It turns out that the polygonal version of this inequality, very easy to state, is extremely hard to prove and remains open since 1947, when it was conjectured by Polya. I will connect this question to somehow easier problems, like polygonal versions of Hardy-Littlewood and Riesz inequalities and I will discuss the local minimality of regular polygons and the possibility to prove the conjecture by a mixed approach. This talk is based on joint works with Beniamin Bogosel and Ilaria Fragala.
備考:
講演者(所属): Laurent Mertz (City University of Hong Kong)
題目:TBA
日時:2025年12月16日(火)16:30-18:00
場所:東京大学大学院数理科学研究科 XXX室及びオンライン (アクセス)
概要:
備考:
数値解析セミナーのMLは、東京大学が利用しているGoogle Workspaceのグループ機能を利用しています。
現在、公式のメールアカウントとしてgmailを利用している所属(大学など)が多いようです。一方で、ご自身に届いたメールの転送(cc, bcc)先に、個人で取得したgmailを設定している方も多いと思います。このとき、Google側のメンバー管理の仕様により、個人のアドレスが本体で、所属のアドレスがそのエイリアスと解釈され、個人のアドレスに所属のアドレスが(MLのメンバー管理上、こともあろうに、勝手に!)統合されてしまう、という現象が起きています。もし、本セミナーの情報が自分のところに届いていないのではという可能性を感じた場合には、個人のgmailをチェックした上で、世話人にご相談ください。
菊地文雄
杉原正顯
室田一雄
コンピュータを用いた数値的解析方法は,理工学を超えて,生命科学,臨床医学,金融商品研究などにまで応用範囲を拡げ,幅広く有益な知見をもたらしてます.そして,複雑かつ大規模な問題のコンピュータによるシミュレーションが可能になり,実行されるにつれ,それに関わる数学的諸問題の解決への要請は強くなっています.実際,シミュレーションは,コンピュータの内部で完結するものではなく,現象のモデル(微分方程式など)化,モデルの数学解析,近似と離散化,アルゴリズムの実装とプログラムの作成,データの可視化,現実データとのつき合わせ,信頼性の検証などの一連の過程であり,それらが数理という幹で強く繋がっているのです.
本セミナーでは,「数値解析」を上記の一連の過程における数理解析というやや広い意味で捉えます. そして,この「数値解析」のキーワードの下で, 様々な専門分野の研究者が一堂に参集し,議論を重ねることで,各分野の最新結果や将来への展望,あるいは歴史的な経緯等についての情報を共有することを主目的とします.さらに,その結果として,各分野の研究深化 と他分野との関係性の確認も目指します.
セミナーでは,この趣旨に関連するものであれば,どのような話題でも議論の対象となります. より具体的には,
基礎:現象のモデル化,微分方程式・積分方程式の近似や離散化, 離散化問題の解析,精度・品質の保証,.....
方法:高速・高精度アルゴリズムの開発や実装,.....
応用:計算力学,産業・工業・金融など諸分野での数理と数値シミュレーション,.....
その他:上記の話題に対する歴史的な話,.....
のような話題を挙げることができますが,これはあくまで例であり,制限ではありません. また,修士・博士課程の大学院生や企業等の必ずしもアカデミックでない立場の研究者の方々の 参加や研究発表を歓迎致します.